鎌倉から引っ越して、初めての能登の夏を迎えています。今は能登半島の門前にある、日本海が眼下に一望できる、古民家に住んでいます。ここは海や、あちこちから風がやって来て涼しい。ハエ、虫も入って来ますが、玄関も窓も開け放ち一層涼しくしています。それでも、ここ数日なぎが続き、ぴたっと風が止まりました。途端に片付けてあった扇風機を取り出し活躍を願いました。・・・と話すと、涼しそうで羨ましいと言われることがありますが、その分、冬の厳しさも相当なのです。厳しい分の、優しさ、愛しさが、万物にあるのだと教えてもらっているような気もします。
満足して、幸福だ。というだけの人生でしたら、その内、何が満足で、幸福かということも分からなくってきます。不満足で、不幸というものが無くなると、満足、幸福もあり得る筈がありませんから。もし満足、幸福、健康であるという人生を目的とするのでしたら、大変妙な事になってきます。何故ならその目的は、今は、不満があり、不幸や不健康だということを認めていることですし、たとえそれが手に入ったとしても、間もなくそれが何であったかも忘れてしまうからです。
さて人生の目的があるとすると、何を思いつくでしょうか。お金でしょうか。健康でしょうか。長生きすることでしょうか。歳を重ねるにつれ、より良い答えをと思います。 2016年8月17日
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