2011年9月12日

9 秋 肺、大腸、乾布摩擦

暑かった夏も、漸く秋風が吹くようになりました。
待ちに待った秋だ!と大概の人は思っているものでしょうが、私にとってはこれから始まる秋が、一年の内でもっとも危ない季節なのです。
東洋医学・鍼灸医学に携わるようになった理由の一つに、子供の頃からの持病だった喘息があります。小学校は半分程しか通えませんでした。大人になるにつれて、良くなったのですが、完治していません。私は季節の変わり目、特に秋口、そして冬になるまでの期間が鬼門です。アレルギー性鼻炎から喘息を起こすことがあるからです。
一般に私達は、どの季節でも、その変わり目は、用心しなければなりません。自然は日々微妙に変化しています、今日日は急速度な文明の発達で、益々自然な状態が分からなくなっています。私達は自然の変化に鈍くなっているのです。身体は自然と共に微妙に変化しているのですが、意識は肥大し、身体の訴え、サインが見えなくなっているのです。
風邪を引き易い人、喘息等は、肺や大腸が関係しています。秋は肺と大腸の季節です。肺には白い色をもったネギ、玉ねぎ、にんにく、大根、かぶ等が滋養になり、風邪の予防になります。
肺と皮膚は直接に繋がっています。皮膚を刺激していくことで、肺は元気になります。全身に、乾布摩擦を施します。冬の寒い時に、真っ裸になり乾布摩擦をすると、風邪が引き難くなります。これは、今の季節からやり始めます。

0 件のコメント: