2016年7月24日

55 あすなろ通信 夏

梅雨のまっ最中です。涼しくて過ごしやすい日々が続きます。能登では、今のところ大雨の被害もなく、空梅雨でもなく、あんばい良い天気に恵まれています。小さくて、弱々しかった稲の苗も、どんどんと成長し、大きくりっぱな稲へと育ちつつあります。そんな能登の、至る所に点在している田んぼを眺めていると、今年も無事に育ちますようにと、私もまた願わずにいられません。
私自身の目は、自分で見ることができません。他人の目は、見ることができます。自分の目のことは、見えませんし、修正しようという気も起こりません。その方法も見当たりません。しかし、他人の目のこととなると、よく見えていると思っている分気になり、批判し、色々言いたくなってきます。自分の見方、思い込みで、他人のことを誤解していることが、昔から度々あったはずなのに、やはり今の自分の目や態度のことは、問題にすることが余りありません。

私達の生きている日々の出来事、あらゆるものの風景も、私の目や思い込みで生じていることが多分にあると思っています。私の目は、私独特のものですから、思い込みは当たり前かもしれません。しかし思い込みの一端が、ひょんな拍子に外れた時、今までと異なって見える相手や風景にびっくりすることがあります。身体や生活態度、現実の状況の改善も、先ず頑なに思い込んでいることに、気づいていくことから始まると思っています。                              2016年7月9日


0 件のコメント: