2014年11月25日

42 冬  勤労感謝


11月23日は勤労感謝の日でした。勤労感謝は、元々は新嘗祭だったらしい。この日は太古の時代から、天皇が新米や新穀を天地の神様に奉納して、感謝を捧げ、皆で食し、厳かに、にぎやかに祈っていたようです。
お米を作った経験があります。初めて田んぼに入り、手塩にかけた、その年の秋に獲れた新米を最初に食べた美味さは忘れられません。余りのお米の美味さに、お米さえ美味ければ、菜は二の次だと思ったのでした。  
現在の拙宅の食卓では、普段は能登で獲れた玄米を食べていますが、時には白米も食べることがあります。玄米を炊く時は圧力鍋で、白米を食べる時は専用の土鍋で炊きます。如何に美味しいお米を炊くか、お米自身の質は元よりですが、炊き方の工夫次第で、同じお米でも実に美味しく食べることができます。   
お米、野菜等などの材料が新鮮で、安全なものに越したことはありませんが、限定された素材で如何に美味しく食べるかは、際限がありません。同じように、身体で生きていくのに、どの様に生活工夫をしていくかも限りがありません。健康的な身体作りも、料理と同じように、自らの創意工夫をこらしていくことが大切です。今の置かれた状況で、いかにして身体を元気にしていくことができるか、現代の勤労感謝につながっていくと思います。                              2014,11,25


0 件のコメント: