秋は台風の季節です。先日もあっという間に台風18号が通り過ぎました。鎌倉は少しの被害だけで通過してくれましたが、様々な地域で、亡くなった方や被害を受けた人、家屋や土砂災害に会われた人々がおいでになります。日本列島を縦断した強力な台風だったのです。御嶽山の予告なしの火山活動で災難に会った方々もおいでになります。未だに大勢の人々によって捜索活動が続いています。突然ふって湧いたように降りかかって来る災難は、どんな言葉でも言い表すことができません。私達一人ひとり、明日のことさえ、どうなって行くのか分からないのが、実体なのかもしれません。
自然は無限であり、私達は自然の一部分にしか過ぎません。私達のできることは、ただその自然から教えてもらえるように、独り善がりになりがちな思いを、常に顧みる必要があることだけです。顧みようとしても、顧みようとしても届かない無限に向かって。
私達は、眼に見えない莫大な環境や人間関係の元で生きています。どれ程綿密な思考で、そのことを考えても考えつくされる筈がありません。肝心なこの私のこと、身体の事すら分からないということが正直な思いではないでしょうか。
一歩先には何があるのか、何が待っているのか誰にも分かりません。台風19号はこれからです。 2014.10.14
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