2013年11月28日

33 冬 原子と存在するもの


立冬が過ぎ小雪となりました。小雪は雪国では初雪となるのでしょうか。根雪になる前の、冬になったぞ、これからだぞと、空が前触れしているのだと思います。関東では晴れ渡った青空の天気が続いていますが、この時期の日中の暖かさを小春日和とも言うらしい。日向ぼっこが嬉しいですね。
先月は細胞について話ししました。細胞は生きているものだけにあるものですが、この宇宙の全ての生物、無生物、形あるもの全て<机、椅子、花びん等々>は、高倍率の顕微鏡で見ることができる小さな原子からできています。原子は電子、陽子、中性子から構成されています。それらは情報とエネルギーや波動として刻々と変化し、そのものを維持する土台となっています。つまり机や、机に置かれているコップは、ずっと変わらないものとしてあるように思っていますが、それは私たちが余りにも大雑把にしかものを見ることができないからで、その中は光の速度で大変な運動をしています。
単に物であった筈の洋服やコップ、あるいは家具や家等が、大切に愛着を持って使えば使うほど、いつの間にか手放し難い、より素敵な物へと変容してくることがあります。これは私たちの心や身体と、洋服、コップさらに家具や家等が決して別物だと言い切れないことがあるということです。どんなものでも燃やすと水素、炭素、窒素等々に分解され、さらに原子レベルにまで至ると宇宙的なるものは、みんな同じ存在になります。

身体、こころ、空気、大地、太陽、あらゆる生きとし生けるもの、みんな宇宙開闢以来の同胞であり、私たちの血や肉と同じです。 





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