一年で一番太陽が熱くなる大暑になりました。日陰、風通しの良い所を選びながら道を歩きます。日向や暖かさを選ぶ冬と反対です。同じ太陽なのですが、邪魔になる時と、くっつきたくなるくらい恋しい時とがあります。これは太陽の問題だけではなく私達の問題も同時にあります。賑やかで熱い時がありますが、自ずと寂しく寒くなることもあります。両方あって、ほどほどの賑やかさ、温もりが仕合せなのだと学んでいるように思います。だから熱い夏も大切に過ごしたいと思います。
肉体の素材は、自然界のものです。これらは燃やすと水素、炭素、窒素等々に分解されてしまいます。私達の意識つまり脳のあり方が人間特有のあり方をしているだけで、それを省くと動植物と何の違いもないということです。この脳の中身は、科学の発達によって細かなところまで理解が及んできました。脳卒中が起こった時、脳のどの分野が壊れると、それに応じて肉体や意識のどこに障害が生じるかが分かるようになりました。あるいは怒りやすい人、泣きやすい人、笑いやすい人等がどの分野がより刺激されているかが分かってきているようです。
東洋医学では、脳は髄海と言われています。髄は生命の神髄、真髄です。脳はこの髄の海です。これらは腎臓と直結しています。腎臓は、意志によって強くなります。何かをなし遂げたいという主体的な意志です。つまり願いや夢が、腎臓を活性化させ、同時に髄海つまり脳を豊かにさせるのです。願いや夢を力強していくことが脳の発達を促します。願いや夢は、個人的なものからみんなの、世界の、永遠へと広がると脳もそれだけ深く、細やかに 広がっていきます。 2013.7.23
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