わが家の鈴虫が、どんどんと声が小さく、弱くなってきました。コオロギやその他の秋の虫たちも、鳴りをひそめてきました。一カ月余のわずかな命なのかもしれません。否、わずかな、と言ったのは、人間からみればということで、かれらにとっては、鳴いて、食べて、この世謳歌するには充分だったのでしょう。しかし、この時節になると生まれ、私達を楽しませ、きちんと次世代へと種を残して、この世を去っていく、こういった自然の永久の営みの確かさに、改めて驚かされます。私達万物の霊長類も、この確かさの上に生かされている訳ですから、彼らと同じ仲間と言えます。
玄米を食べ始めたのは、高校生の時からです。今では玄米を上手く炊く手腕はかなりのものと自負しています。玄米を食べにくい、不味いものだと誤解されている方が随分いますが、我が家の玄米を食べると、それがどんなに偏見であったか分ると思います。玄米は白米と殆ど同じようにやわらかく炊けますし、白米よりも香ばしく、味があります。お米の大半の栄養や諸々の成分は、糠の中にあります。この糠の中に、日頃は中々摂れ難い、天然の薬が入っています。
身体に変調を感じだしたら、医薬品を飲むというのは間違っています。日々の食事がまず薬にも害にもなっていることを意識すべきです。医食同源です。お米と同じように野菜も果物も、皮や根にも栄養があり、ミネラルやビタミンが豊富です。魚も皮から骨まで食べられる小魚を食べる方が身体にはバランスが良いのです。魚の骨は腎を助け、私達の骨を養います。いずれにしても、丸ごと食べられるものを食べるようにします。しかし、美味しいと思う心と、ご馳走様でしたと言える心が、一番、身体を養っていくと思います。
2 件のコメント:
玄米は白米よりも味も香りもあって、美味しいと思います。頂きますとごちそうさまは日本独自の感謝の挨拶。これからも大切にしたいです。コメントテストです。
私と食べ物と食堂とみんなで一つになっていく
のが、頂きますとごちそうさまですね。
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