冬の間は、一切の生物が止まっているようで、しっかりと耐えねばならない季節でした。今、春たけなわとなり、様々な木々や草花に、色とりどりの花が咲き誇っています。田んぼや畑も耕し終えて、急速に身近な自然も賑やかになってきています。
我慢しなければならない季節を踏んできたから、今の、この季節の朗らかな日差しが一入嬉しい。色とりどりの花々の鮮やかさが楽しい。年がら年中、この春のような季節だと、それ程私達は、感激したり、感動したりできないでしょう。厳しい冬があること、夏の日照りの辛さのあることが、春や秋を迎える気持ちを待ち遠しくさせます。
心身共に、不調になり、病気になることがあります。しかし、そういう病いを経て、改めて自身の身体や心に関心を持ち、大切に思う気持ちが生じます。また他人や他の生きものに対しての同情やいたわりの気持ちも増してきます。
自然の現象に何事も余分なこと、無駄なことはありません。自身の人生のどんな事柄においても、同様に受け取れることができます。いつも自然の営みを手本にして、今のあり様を省みることは大切です。幸福と不幸、健康と不健康、生と死に、余り惑わされずに、自身の人生を歩むことができてくることが健康的と言えます。 2017年4月18日
0 件のコメント:
コメントを投稿