2015年10月11日

49 秋 螢山堂通信

十月になり、本格的な秋になりました。早朝、海岸に出て、思い切り空を眺めることにしています。時には、あらためて空の鮮やかさ、見事さに驚かされることがあります。余りにも身近なものは、却って見ているようで、見ていないと教えられます。見ること、聞くことは、思っているよりも難しい。
空は、どこにいても空ですが、故郷でもある能登の空は、やはり格別です。月の出ていない夜空は、天の川がくっきりと冴え渡り、星々の多さに圧倒されてしまいます。闇が深くて、大胆に歩くことができません。空気は澄みきって、樹木の香りが甘い。今、こういう田舎は、どんどん過疎化が進み、不便が増大し、益々住民の、若者たちの生きていく場が小さくなっています。
数年前から、都会化へと進めていく国のあり方とは逆方向へと、気持ちが移っていきました。と思っていると、田舎に手頃な家が見つかり、11月初めに引っ越すことになりました。
鎌倉には毎月通います。浄明寺にあるお宅の一室を一週間貸して頂けるようになりました。能登でパワーアップして、より良い治療ができるように励んでいきます。今後共宜しくお願い申しあげます。                  

下記に移転先の住所等を記しました。            2015.10.6

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