五月は薫風の時節、一年間でもっとも快適な季節の筈なのだが…。昼も近くになってくると、お日様の下、暑くてクラクラしてくる。辛抱できず、木陰で一休み、二休みしてまた夏野菜の世話をしていく。草刈りしたり、鍬をもって土を耕したりする野良仕事は、大変といえば大変なのだけれど、土や植物、野菜に触れていると心が和む。様々な鳥の声があちこちから聞こえてくる…残念ながら、精々三、四種類の鳴き声しか見分けがつかない。草むらの中に、珍しい素敵な花を見つける。スマホで名前を調べる…直に忘れてしまう。
ともあれ気がつくと、樹木、花、鳥、昆虫、そんな生きもの達が無尽蔵に生きている気配がして怖いようにも感じていく。海に行き、さらにその海の中に潜れば、また空を見上げても、星空を眺めていても、そういった自然のあり様は、とてつもなく、複雑怪奇、神妙不可思議だ。自分から、家の囲いから一歩出て、海や里山の方へと向かっていくと、そんな不思議な自然の真ん中に、ぼくが生きているということが生々しく感じられてくる。
日本国憲法第13条、すべての国民が、個人として尊重され、生命、自由、幸福追求する権利を保証するー公共の福祉に反さない限りーは、日本の公共だけではなく、あらゆる生きもの達の公共にも適応されていく地球の未来がある筈だ。人間は、人間だけでは生きられない。他の生きもの達がいなければ生きられない。地球は地球だけでは生きられない。宇宙は宇宙だけでは生きられない。 2026年5月29日
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