あちらこちらで、賑やかに咲き誇っていた色んな種類の菊たちが、萎み枯れ出してきた。ツワブキの黄色の花々も盛りが過ぎて終わろうとしている。部屋の中で活ける花がなくなってきた。紅葉した桜と少しの菊と一緒にして活けて、棚の上に置いた。置いてあるだけなのだが、ふっとした時に目をやると、その絶妙な姿形に慰められている。
何だか冬が来るのが、正月を迎えるのが怖ろしいような、嫌な気持ちがしている。つい先日も震度5の地震が起こった。ちょっとした地震でも不気味な思いをし、緊張する。元旦の地震の後遺症が消えない。これから先も、地震の起こる可能性を秘めている地殻変動を見ることができるらしい。幼い子たち、若い人たち、敏感な方々たちは、さらに神経過敏になっているかもしれない。しかし他人のことを色々憶測してみても仕方がない。最終的には本人の事柄は本人によってでしか解決できない。でもどんな人であっても、互いにどんな状況であっても、助けることは、助けられることである。助けることで、助けられる身になっていくのだろう。
自分にとって、一番興味あり、わくわくすることに専念していくことが何よりも大切なことと思う。心身共に元気な自分こそが、人や社会、何らかの事柄に役に立つことができ、貢献できるからである。そうでないと、人に手を差し出すことが難しい。今のぼくしかできないことがある。その人しかできないことがある。そんな、ちょっとした積み重ねが、少しづつ自他共に元気になっていく気がする。 2024年11月29日
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