2024年4月29日

148 能登あすなろ通信  トウ立ち菜

 


白菜、キャベツ等々がトウ立ちし、黄や白色の花が咲いています。それを生で食べたり、和え物、味噌汁の具にします。この時期でしかない、春を直接楽しむ家の食卓です。白菜の花は、やはり白菜の味がします。でも不思議です。

草刈りを始めた。八年前に初めて、草刈る機械を持った時は、おっかな、びっくりだった。何人もの方々にその時その時、エンジンのかけ方、手入れの仕方、実際の草刈りの仕方等々を教わってきた。そんな先輩諸氏も、地震もあって、今は姿が見当たらない。帰って来るまで、毎日の家の拭き掃除のように、朝食前の日課とした。草刈りをした後がさわやかだ。家の掃除と変わらなくなっていく。

色んな所から、少しずつスミレ草を採ってきて、庭に植えていたら、段々に増えてきて今は、庭の主役を演じている。スミレ草と言っても、何十種類もある。目の前にあるのは、花の色が白の如意スミレ。如意は、自分の意のままになる、不思議な力という意だ。

心配や不安事を思い続けていると、そのようになっていく。楽しいこと、気楽なことを思っていると、やはりそんな現実になる。ごく当たり前なような気がする。しかし、この自分の気持ち、心こそ一番厄介な代物だと思う。気持ちや心と、一人ひとりの現実、両方にまたがって、ぼくらは、人生の課題として生きていく。それは、却って生き甲斐のあることだと思っている。

 2024年4月29日            

 

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