2012年5月20日

17 夏 心臓と小腸、肩甲骨を意識する

仕事がら、家に籠っていることが多くなりがちです。海が近くにあるのを幸いにして。一日に一度は海岸に出ます。今の時節は、特に海日和です。ちょうど良い加減の太陽の光を浴びながら、砂浜を歩いたり、体操したり、時には砂浜で仰向けになり青空を眺めていると、日頃の煩わしさから開放させられ、元気をもらって帰ってきます。
五月に、もう夏?と書かなければいけないことに、毎回躊躇しています。現代の暦は、明治初めに改正された太陽暦を使っているから五月なのですが、東洋医学は、二十四節気を使って、身体のことを参考にします。ですから今は立夏が過ぎましたから。夏の心臓と小腸になります。
心臓と小腸は陰陽で一対です。心臓と小腸?という取り合わせが不思議ですが、心臓に熱があれば、小腸に症状が生じ、それが血尿となって現れてきます。心臓は舌とも密接に関係しています。心臓に異状があれば、舌がもつれたり、味覚がおかしくなってきます。また肘や小指に、手の平のまん中に違和感が起きることがあります。心臓が心配な人や、夏バテし易い人は、苦いものが薬になります。にがうりやらっきょう、玉葱等がうってつけです。さらに赤い色をした食品(トマト、人参等)を摂っていくのも薬になります。
先日、金哲彦氏のマラソン番組で、左右の肩甲骨がよく動くように歩くことが、とても良いと言われていましたので、早速試してみると、上半身が楽になり、歩くことが軽やかになりました。今まで骨盤ばかりに注目していたのですが、肩甲骨を意識すると、もっと骨盤が動くことを発見しました。骨盤と肩甲骨が連動し、肘、肩、手首、足首、頭部に及び、身体全体がほぐされていきます。