2011年12月15日

12 冬 腎臓、志を持つこと、ストレッチ

故郷の金沢では、初雪が降り、白く薄化粧したようです。こちらでも、これから冬本番です。
いよいよ寒くなってきました。部屋を暖かくし、厚着して寒さに備えますが、肝心の身体にも気を配りましょう。
腎臓は、ボイラーの役目をしています。冬は、特に腎臓が、身体を温め、寒さから守り、骨、骨髄、脳、歯、耳等を養っています。腎の気が不足すると、骨から腰がだるくなったり、思考力が鈍り、耳鳴り、老人性難聴が始まり、視力が衰えてきます。老いていくことは自然ですし、腎臓も弱っていくのは当然です。しかしそれに対して、各自が対処し、工夫していくこともできます。
腎臓は保存がきく豆類、昆布、わかめ等や、黒っぽい光沢のある食品を好み、栄養としますから、こまめに摂ります。その他秋に収穫したもので、大地の中で育ったもの、人参、ごぼう、大根、蓮根、じゃが芋等は身体を温めますし、果物、夏野菜、トマト、キュウリ、レタス等は身体を冷やします。
それ以上に、もっとも大切なことは、志を持つことです。腎臓は志を持っている臓器です。子供が、理想を持ち、尊敬する大人になりたいと思い始めると、腎臓が一人前になった証拠です。私達大人も、理想を立てて、それに向って生きていくことで、腎臓を養い、身体を丈夫にします。素敵な老人に会い、あのような老人になりたいと思うことも、腎臓が刺激され、元気になっていく要因になります。私達の気持ちと身体は、一心同体です。

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