2013年5月20日

27 夏 富士山が見えます

晴れ渡った日には、ここ材木座の浜からも富士山が見えます。富士山が見えることが分かったのはつい最近のことです。よく見いるつもりでしたが、そういう訳ではありませんでした。十年経ってやっと見させてもらった
と言った方が良いかもしれません。見つけた時には、少し感動しました。
富士山には特別な感情を持っているとは思っていないつもりですが、つ
い富士山と言われると感情が勝手に反応します。私というより祖先の血
が騒ぐのかもしれません。
富士山が世界遺産に登録されたと報道されました。富士山が世界遺産に
なると、観光や登山する人が世界中から集まって来ることになるのかなと
思います。それで富士山が喜ぶと良いのですが。富士山は霊山です。私
達の祖先が何万年もの間、畏れ敬っていた信仰の山です。
世の中に畏れ敬うものが段々なくなってきました。今一番敬うものはお金
になったのかもしれません。しかしお金では、この世の間だけ通用するも
のであるし、使い方を間違ってしまうと、却って身を滅ぼすこともあります
から、畏れ敬うこととは違います。そのことは、みんな分かっていることな
のだと思います。畏れ敬うことが無いということは虚しいことです。現代に
殺伐とした事件が多くあるのはそういった事情もあるのだと思います。
畏れ敬うことは、腎臓の気を養っていきます。何かに真心から合掌したり、
唱えたり、祈ったりする行為は、古今東西人類の普遍的な行為です。そう
いったことを繰り返すことで、真に元気になっていくことを私達は知ってい
るのです。

0 件のコメント: