2012年7月18日

19 夏 明るく、爽やかに、温かくなっていこう!

梅雨明け前です。本格的な真夏の到来です。近年猛暑続きですから、さて今年は、どう乗り切っていこうかと、今から気が引き締まります。三年前の夏は、記録的な猛暑でした。この時の猛暑の圧倒的な力に、私は敗残者のように逃げまどう日々が続きました。やたらに冷たいものを飲み、食べ、ぐったりと部屋の中で死人のように横たわっていたのです。ただ暑さの所為にして、暑さに対抗し、工夫し、押し返していく手立ても考えずに、受け身になったまま、気が萎えてしまいました。どんな時でも、気持のあり方が、とても大切です。東洋医学は、気の医学です。気のことは繰り返し説明してきましたが、気の代表格は、気持です。
これまで元気一杯だった人が、一夜にして、髪の毛がまっ白になったり、胃が痛くなってしまうことがあります。これらは、余りの恐怖に襲われたり、急激なストレスを抱いてしまった時に起こります。気が病んでしまったのです。私達は、生きている限り、様々なストレス、怒、恐、憂、悲、恨を持ってしまう環境に囲まれていす。それは、ある意味で自然です。しかし、これらの気持に、大きく長い間に渡って支配されればされる程、臓器を痛めてしまいます。これらの気持に支配されるのではなく、却って支配し、調整していくような広い気持が大切です。生きているのは私という主人でり、気持や感情は、私の統制下にあるような工夫をする必要があます。
身体にとって、明るく、元気になっていく、気持や感情を選択し、日々の生活をどう創っていくか、それは個人の責任であり、歓びでもあります。このことは、どんな名医や薬に頼るよりも大切なことと思います。

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