段々に暑くなり、怖いような夏が始まった。日中での外出が危ないような激しい太陽だ。その熱さに身体が悲鳴をあげていく。家にいても、体力が奪われていく。代わりに、たっぷりとした昼寝の時間を欲していく。
いったん梅雨明け宣言して、夏になったのだが、また梅雨に戻ったように雨がざあざあと降り続いている。ブルーシートに被われた屋根が、そんなシートも敷かれていない屋根が、雨に打たれ続けている。少しづつそんな雨が家の中にと染み渡っていく。傾いた、壊れた家がさらに傾き崩れていくように、雨が激しく降っていく。
能登や日本だけが、夏の暑さや災害で大変な訳ではない。世界の至るところでの、同様な災害ニュースを耳にする。各地の戦争が止まない。さらにあちらこちらで戦争の火種がうずまき、不穏な空気が世界中に蔓延していく。今、現在、家を失い、故郷を追われ、食料も尽き、爆弾を落とされ、手足、命を奪われていく多くの人、ひとがいる。…それは、きっと、いつの時代でも終わりがない話しとして続いていくのだろう。
人ひとりの人生は、どんな人であっても、生きていく限りにおいて、苦難の連続だ。その苦難は一人ひとり様々であり、その内容は本人でしか分からない。だが、自らの苦難さを乗り越えていくことに、生きる力を、さらに楽しみを感じていく人がいる。この世で生きる意味や楽しみを見出していく人は、どんな事柄であってもチャンスとして捉え、生き直していく。
2024年7月26日

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