2011年1月15日

2 冬 腎臓

冬は殆どの生物が、冬らしい姿に変わります。植物や昆虫は、土の中でひっそりと暮らし、木々は裸木が多くなり、動物は冬眠したり、動きを少なくして春になるのを待っています。特に雪国では、自然の風景が一変します。人間もまた生活がガラリと変わり、屋内でしずしずと働き、日常を過ごします。人間の身体も自然ですから、冬は冬らしい身体になり春に備えます。
腎臓は倉・蔵です。土蔵や倉庫の役目を担っています。冬の間、寒さに抗して、身体を保護する為に、食物を少しずつ、この腎臓という倉庫から持ち出して、身体全体のために使っています。
肝腎要といいます。腎臓が身体の要となっているからです。要は腰です。腰が強靭な人は、腎臓や肝臓がしっかりしと働いていることになります。
腎臓は黒っぽい色を好みます。豆類なら黒豆、小豆です。他に黒胡麻、わかめ、昆布、ひじき等です。ちなみに髪の毛がツヤツヤして、豊かな人は腎臓が元気です。髪は腎臓の子どもだからです。

骨盤の上に、握りこぶしほどの、そら豆に似た腎臓が左右に一個づつあります。手の平をこすって、温め、それを左右の腎臓にあて、上下させます。それから臀部、脚の裏側を通り、アキレス腱までこすり降ろします。それを数回やって身体がポカポカしてきたら腎臓が喜んでいます。

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